その日、教室の時計は動いていた。

教室は給食後の昼休みだったのだ。そうだ。僕はあの事件について書こうとしている。彼がどんなに卑怯で小さな男だったか。担任はただの愚かなバカモノに過ぎない。褒め言葉としてではない小市民だった。

僕はこの物語のもうひとりの悪役。彼のことを書こうとしている。書かないことに決めている。そのことを。

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